「おい、蓮」
「あ?」
美桜チャンと間接キスしてるんだよね…。私も大ちゃんとあるから本人達は何も自覚してないのはわかる。
「昨日あったのか?」
「あぁ。」
「そうか…」
「俺のせいだ」
「だろうな」
「普通、違うとか言わね?」
「なぁそろそろ任せねーか。」
「まだ重いだろ」
「お前も居るんだし。
言うんだろ?」
「また別だろ。
まぁ考える」

主語なしの会話をしていた。
「ね、ねぇ」
遠慮がちに聞いてみた。
私は謝りに来たんだ。
「どうしたんだよ?」蓮の横に座った。
「昨日のことなんだけどね、急に走って行っちゃってごめんなさい。」
泣きそうになりながらも言った。
「なんで急に走り出したんだよ」
本当のこと言わないとね…
「あのね、付き合ってるか不安だったの…。
聞こうと思ったけど、蓮不機嫌そうだったから…。」
「んな顔他の男に見せんなよ。」
それと同時に
「わ…ちょっと蓮!」