あ~あ、どーしよう…
学校行ったら、蓮に会わなきゃ。
このまま逃げたらダメだよね。
―学校―
「あ、美亜。おはよー」
顔を上げると、ウッチーとのぶと神楽と秀明がいた。
「おはよう。
昨日はありがとうね」
のぶとウッチーは不思議そうに見てきた。
「どういうことだ?
お前ら、美亜に手出すなよ」
ウッチーは声を低くして言ったからちょっと怖かった。
「そんなんじゃねーし。
つか、お前なんでダメって言うわけ?」
陸もたまに言うけど…なんでだろ
「美亜可愛いし。
変な虫がつくからだよ。」
頭をくしゃくしゃっとした。
「可愛いくないから大丈夫だよ。
葵の方が可愛いし人気だし。」
髪を直しながら言った。

「はっ!?あ、葵人気なの?」
あ、そっか。
ちょっと遊んでやろー。悪笑

「うん。女子からも男子からも人気。
入学してからもう何回も告白されてるよ」

嘘は言ってないもん。
「ふ、ふーん。
別にお、俺には関係な、ないし~」
めちゃくちゃ動揺してる。
「早く告白しないと誰かに取られちゃうかもよ~。」
イケメンにも告白されてるしー。
「なっ…!」