「ねぇ、春！
どういうこと？」


「後輩に呼び出されたんや、たぶん、告白」


「……告白…」


秋…


秋はちゃんと
断ってくれるよね？


信じてるよ？


「…花、乱入する？」


由樹菜が窓の下を
睨みながら言った。


「秋信じてるから、
大丈夫！」


「そう…」


窓の下をまた覗きこむと
そこに秋の姿は無かった


後輩の女の子が何人かいて、


円のようになってた。



「大丈夫やて！
秋は花を選ぶ！」


「…うん！
春也の言う通り！」


春と由樹菜は
ポンとあたしの背中を
叩いた。


「あたりまえじゃん！」



あたし、
彼女だから。



大丈夫