さくらんぼ

私はあっけにとられ、泥がはねた足を一歩後ろにさげた。

「クッ……クローン!?」
「ぷっ…ぷははっっ」
二人は無邪気な顔で笑った。

「今度はおかしなお嬢様ですか」
「私たちはほんとについてませんね。わがままお嬢様から始まり、今度はおかしなお嬢様ですか」

そのうち一人は、すっと手をのばし、私についた泥をはらってくれた。