「待ってたよ。櫻 里奈チャン」












「き、霧島さん!?」









どうして!?え!どういうこと!?私は頭がぐちゃぐちゃになってしまってよく分からなかった。










「ごめんね、だまってて、あ、それ俺にくれない?」











私は慌てて、霧島さんに美夏さんから預かった書類を渡そうとした。


















その時だった。


グイッ




霧島さんに手を引かれた。






霧島さんは、私の耳元でささやいた。