初めての恋~初恋~

起きるともう皆は帰ってしまったようで静かな教室に自分だけがいた。




『やべっあたしおいてかれた!あーしくったー!』

と独り言をつぶやき席を立った。




すると背後から声がした。



『あのさ友里。俺お前のこと全然知らねぇし、お前も俺のこと全然知らねぇけど、俺はお前に惚れてんだ。なんつーんだろ。これからお前の知らないこと知っていきてぇんだ。だから・・・俺と遊ぶ感じでもいいから付き合ってほしい。』



・・・・・・



健太郎?




『は?笑。遊ぶ感じって何!笑。もー帰るは。』


『わりぃ・・・やっぱ今の忘れて』








あたしは鞄を持って歩き出した。



自分の赤い顔が健太郎にバレないように。



そして教室のドアのところで振り返った。












『別に付き合うぐらいならいいけど?』




そう言って学校を後にした。