私は猫と旅をする

「マルクス!?」


振り返ると、マルクスは扉を閉めて、こちらをニヤつきながら見ていた。



軽く手を上げてクルッと背中を向けて行ってしまった。



「ねぇ!!マルクス!!ねぇってばぁ!!!」





会場の大歓声を背中に浴びて、ゆっくり後ろを振り返ると、会場の真ん中には審判員のような男性が立っていた。




「初の女の出場だぁ!!少女、愛美!!」






…えぇ!?



まじ……!?






「うおぉぉぉぉお!!!」



歓声は一気に盛り上がりを加速させた。