中から扉が自然に開く。ドキドキしてそこに立ちすくんだ。中から顔を出したのは人の良さそうな若い青年だった。
「大朔、ご苦労様。お嬢さん、お名前は?私は王妃の執事、エドです。今からあなたを王妃の元へお連れします。」
「愛美です。……あのエドさん、どうして私が王妃様に会うのでしょうか…」
「エドでいいですよ。質問の答えですが…それは……」
エドは少し考えて口をつむった。
「それは、あなたが悩める子羊だから…とでも言いましょうか?」
クスッと笑ったエドはずっと年上なのに、どことなく可愛らしくて私をキュンとさせた。
「大朔はここで待っててね。温かいミルクを用意させたから。さぁ、マナ様、中へお入り下さい。」
大朔を見ると廊下のはじに置いてあるクッションに横たわってブツブツ怒っていた。
「俺は猫舌だ、温めにしろよ」
「大朔、ご苦労様。お嬢さん、お名前は?私は王妃の執事、エドです。今からあなたを王妃の元へお連れします。」
「愛美です。……あのエドさん、どうして私が王妃様に会うのでしょうか…」
「エドでいいですよ。質問の答えですが…それは……」
エドは少し考えて口をつむった。
「それは、あなたが悩める子羊だから…とでも言いましょうか?」
クスッと笑ったエドはずっと年上なのに、どことなく可愛らしくて私をキュンとさせた。
「大朔はここで待っててね。温かいミルクを用意させたから。さぁ、マナ様、中へお入り下さい。」
大朔を見ると廊下のはじに置いてあるクッションに横たわってブツブツ怒っていた。
「俺は猫舌だ、温めにしろよ」


