何なの…。別に、喋る猫に出会った時点で、不思議な扉を潜って別世界に来ても、そこまで動揺はしない。なんなら、物語の世界に飛び込んだみたいでワクワクする…でも、私はここで何をするんだろう…まっ…観光かな。
大朔の後ろをついて歩いていると町の1番奥に小さなお城があった。
町も小さければお城も小さい。庭園には薔薇が咲き乱れているけど刺が多くて踏み込む気にもならない。でも、そんな庭園も綺麗に整備されていてとても綺麗だった。奥を覗き込むと1人のおじいさんが木や花の手入れをしていた。腕や頬は引っかいたような傷がたくさんあった。きっと薔薇の刺にやられあんだろう…。
おじいさんは私に気付いて手を挙げて微笑んでくる。
「あっ…」
私はペコッと頭を下げるとおじいさんは薔薇を分け入って私の元へ来てくれた。
大朔の後ろをついて歩いていると町の1番奥に小さなお城があった。
町も小さければお城も小さい。庭園には薔薇が咲き乱れているけど刺が多くて踏み込む気にもならない。でも、そんな庭園も綺麗に整備されていてとても綺麗だった。奥を覗き込むと1人のおじいさんが木や花の手入れをしていた。腕や頬は引っかいたような傷がたくさんあった。きっと薔薇の刺にやられあんだろう…。
おじいさんは私に気付いて手を挙げて微笑んでくる。
「あっ…」
私はペコッと頭を下げるとおじいさんは薔薇を分け入って私の元へ来てくれた。


