召集所に集まったはいいけど自分がどこに集まればいいのかわからなかった。 あまりにもごちゃごちゃしすぎて周りが見えない。 「姫菜ちゃん。」 誰かがいきなり私の腕を引っ張ってきた。 人ごみの中で誰にひっぱられているのかわからなかった。 でもどこかで聞いたことがある声だな…… そう思いながら引っ張られるがままに走っていく。 気がついたら召集所から少し離れた場所に来ていた。