そう思っていたのもつかの間雅人はいきなり「嘘だろ。」と言ってきた。
「なんだよ。そんな深刻そうな顔して。」
話をはぶらかそうと平常心で雅人に対応する。
冗談を言うときの雅人ならこれくらいのの対応で別に問題はなかった。
なのに今の雅人はいつもと違う表情をしている。
「もしかして……見てたのか?」
姫菜とはトイレに行ってたと言い訳できるくらいの時間帯だった。
なのに雅人は俺が嘘を言ったと確信している。
俺の予想が正しければさっきの場面を雅人は見ていたということになる。
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