「あーつかれたぁ。」




そう言って姫菜がしゃがみこんだ。




《こいつ完全に俺の存在忘れてるな。》




「それはこっちの台詞。」




ちょっと自分アピールをしてみる。




「うわっ!!ごめん。忘れてた。」




《やっぱりそうだったのか……》




姫菜が俺に興味がないことくらい知ってたけど……




今の一言でそれを表された感じで寂しくなった。