〇●ベリージャム●〇


「ばかって言うな!!そんなこと言う余裕があるなんてうらやましいねー。」




私は稜哉に嫌みたっぷりに言ってやった。




「何それ?嫌み言ってるつもり?」




せっかくの嫌みも稜哉の手にかかればすぐスルーされる。




《おもしろくない。》




「とにかく頑張ってね。」




これは嫌みじゃなく本気で言った。




その証拠に私は自然とガッツポーズまでしていた。