俺は自分の髪をクシャクシャにしながら言った。 今の俺に姫菜はびっくりしたようだ。 「俺最近雅人にイラついてるんだよね。」 姫菜はポカーンとした顔で俺を見ている。 でもその後急に真面目な顔に戻った。 「うん…………知ってた。」