「もう大体のイルミネーション見終わっちゃうよ?」 気づけばイルミネーションの道が終わろうとしていた。 《なんで早く気付かなかったんだろ?》 そう思いながらもチラチラと稜哉の方を見た。 「何?」 私の行動に気付いた稜哉が私を見てきた。 「べっ別に?」 意地を張ってまた強がってしまった。 正直に「まだ遊びたい」って言えばいいのに……