そんなこんなでイルミネーションが点灯する前におすすめスポットに行った。 でも雑誌に載るくらいだから人がたくさんいた。 「うわー。来てみたはいいけどやっぱいっぱいいるな……」 「感心してる場合じゃないよ!!」 予想以上の人の多さにビックリしすぎてつい喧嘩口調になってしまった。 「ってかこんなにいたらはぐれそうだな。」 稜哉が笑いながら言った。 「ってか冗談抜きではぐれちゃうよ!!」 「んじゃ………手、繋ぐか?」 「へ?」 稜哉からの意外な言葉にびっくりした。 しかも稜哉顔赤いし。