そんなことを思っていた最中稜哉から頭をたたかれた。 「いったーい!!」 あまりの痛さに声が出てしまった。 いつもなら周りから注目を浴びてしまうくらいの声の大きさだったけど今は周りもうるさいから誰も私のことを注目していない。 「ぼーっとしてっからだろ?」 ったく……… 最近優しいなって思って油断してたらすぐこんな事になるんだから…… ほんとにこんなやつのこと好きなのかなあたし。 ってか好きでいいのかな?