〇●ベリージャム●〇


「ノックくらいしたよ!!」




少し喧嘩っ早くなってしまう。




「寝てたから聞こえなかった。」




稜哉は冷静に対処するかのように言った。




なんか変だ。




いつもの稜哉だったら喧嘩を返すかのように言ってくるのに。




「なんか……稜哉変だよ……」




私はさっきの喧嘩っ早い声と真逆の声になっていた。




「はぁ?」




私の異常に気がついたのか稜哉の声が裏がえった。