「入っちゃうよー」 私は稜哉の部屋に入った。 するとそこには予想通りベッドで寝ている稜哉の姿があった。 寝息をたてながら寝ていた。 《かわいい。》 寝ている時の稜哉は静かだし喋んないからつまんないけど寝顔がかわいい。 なぜかキュンとしてしまう。 「………姫菜…………」 稜哉が小声で名前を呼ぶのが聞こえた。 「なんだ……寝言か……」 《稜哉が起きたのかと思ったのに…………》