ホームルームが終わり私は帰り支度をしていた。 「ひめー。今日も稜哉君と帰るんでしょー。」 「いいな。」と言いながら鞄の支度をする明日香。 「稜哉と帰っていいことなんてあんまりないよ。」 《だって………いっつもチャリこぐのあたしだし。》 「そう言えるひめが羨ましいよ。今の信者の前で言ったら半殺し状態だよ。」 明日香は笑いながら言った。 でもそうなっちゃったら本当に私今生きてないよ。 「あれ?ひめ……」