「だって眠かったんだもん!!」




「俺だって眠いよ!!姫菜がすぐ消してくれれば気持ちよく2度寝できてた………」




急に稜哉が口を閉じた。




様子がおかしいと思って稜哉の方を見た。




稜哉はというと…


さっきまで鳴っていた目覚まし時計を見ていた。




つられて私も目覚まし時計を見てみる。




「目覚ましがどうかしたの?」




「……こく……………てる………」




さっきから動じなかった稜哉の口からぼそっと声が聞こえた。




「はっ?」




私はさっきの流れで喧嘩口調になりながら聞いた。