「ひめ立てる?ほら。次は稜哉君と雅人君の出番だよ?」
明日香は私を元気づけるつもりで言ってくれたんだと思う。
でも今の私には逆効果だった。
さっきの雅人君の言葉が頭から離れない。
「ほらひめ。今リレー始まったよ。」
明日香から言われなくても周りからの稜哉と雅人君に対する声援でわかった。
「キャーーーー!!雅人君と稜哉君が競うの?」
私はその言葉に敏感に反応してしまった。
「っえ?そうなの?姫菜知ってた?」
明日香も嫌な予感を察したのか気まずそうな顔をしている。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…