春と夏の間の季節に丁度それは決まった。


『修学旅行の班決め』


マジ楽しみッッ☆



「こなたん~♪一緒になろぉ~☆」



「そのつもりぃ~☆」



    フユモトコナタ
あたし、冬本子奈多。高校1年生☆


只今修学旅行のメンバーを決めていますッ!!


行き先はなんと長野県!!


何でそんなド田舎~?ってみんな言うと思っていたけど……。


あたしたちのクラスは田舎の方が楽だし落ち着くから良いんだって言う人の方が多いようで。


ま、あたしも同意だけどっ。



「あと~誰にするっ?」



この子はあたしの中学からの親友、


アマツワカノ
天津若乃☆


運動神経バツグン。


超美人ッッ!!


だけど勉強は苦手なんだって。



「ん~そうだね…。どうする?」



さて、本代に戻りまして…。


修学旅行のメンバーどうしようかな?


女子2人男子2人ってゆうのがちょっとね……。(苦笑)



「男子とかさぁ~…。適当で良いんじゃないの?」



そう言うわかぼーの顔はちょっと違和感がある。



「わかぼーどしたの~?あ、分かった!○野○○君となりたいんじゃないの~?」



そう言うと一瞬だけわかぼーの顔がびくっとなった。


へへ…こりゃぁ当たりじゃん♪


「奈留となりたいんだ~。はは~ん」



「ばかっ!声大きいってばっ!!」


……やっぱりね☆


          キリノナル
実はわかぼー、桐野奈留って人のことが好きなんだぁ。


中学の時に初めて知って、それからずーっと好きでいる一途さん。


あたしはその応援さん♪


だから応援さんは協力しなくっちゃ!!


だと決めばさっそく行動に移す!!



「なるるん~☆」



「えっ??ちょッ!こなたん!!」



あわあわするわかぼーなんかほっといてっと……。(笑)



「ん~なに~??」