「……テメエは…自覚しろ……!!」 キャップが 擦れ 前髪を乱して、呆然とする『彼』と 私達を残し マキちゃんのアニキは 『ふざけろテメエは!!』と 怒鳴りながら ドアを蹴破って、中に入った そして、次々と階段を 体格の良い男の人達が昇って来る 部屋の中では それ以降、怒声が起こる事も無く 門の外に停められた車 ――覆面パトカーの中に 手元を、スーツの上着に隠された この部屋の住人が よろける様に 降りて行った