階段を 跳ぶ様に上がって来たのは 少し茶髪の 後ろで縛った髪 赤いYシャツに、黒のパンツ 「 アニキ ?!」 マキちゃんは身構える ドア手前の空間で "アニキ"は、大きく、手を振り上げた ――マキちゃんがぶたれる!! そう思ったのに その手は、『彼』の頬を ――― 凄い音で、殴った