Turquoise BlueⅡ 〜 夏歌 〜




『…ユカ ?』


「………うん。 」


『今、俺だけ 移動 てて
…少し寝てた

何か、写真撮るらしい』

「ゴメン!仕事中ならまたかけるね!」

『アズ
少しプロモが押して
昨日、向こうに立ったよ』



「…うん メール来たよ
皆にくれた
ちょうどお昼休みだったから
皆で、ムービーで話した」


『…お前、
俺にはそういう事しないじゃん』

「なっ… ………だって


『…何だよ 』


「……だって
――――怖いんだよ…!


私、……自分で自覚する程
こんな好きー!って思った事ないし
あんたに言われたら
何でも言う事聞きそうな
おそれがあっ…!」


―――― しまった
またぶっちゃけ過ぎた……


『彼』が声を押し殺すみたいに
低い声で笑ってる


「何で笑うのよ!!」


『…だってお前、
俺の言う事なんか聞かないじゃん』

「………だからぁ」


『…俺が無下に、拒否ると思ってる?』

「……別に 」


『…一番最初は
何だコイツと思ったけどね』


………やっぱり思ったんだ…


『…一週間位一緒にいたから
次の日に家にいて
やっぱりつまらなかった』

「…………」

『…ネトゲやってたけど
いつもより、入り込め無かった』

「……………」




『…こっちが正直に言ったんだから
お前も言えば』




「……クリスマス」

『…うん 』


「…楽しみにしてるから」




『…取り敢えず今度
家、遊びに来ればいいじゃん』



「……えええっ?!」



『…俺 今、独り暮らしだし

俺がユカんち、遊びに行っても
いいけど』


「うううウチ狭いよ?!」


『…俺んちも狭いよ
今、ワンルームだし
二十畳位しかない』


「……それ、狭いって言わないから…」


『…でも、ユカん家行くってなったら
青山さんが、煩そうだな』

「なんで?!」