――― その夜わたしは
夢をみた

アズさんが何処か
白い、高い山の上で
独りで歌を、唄ってる


……群青色に近い青い空以外
なあんにも無い

でも、すごく 気分良さそうで


そのうち、『Azurite』の皆と
"CheaーRuu"の皆も
そこに集まって来たのがわかった


私も凄く凄く、そこに登りたくて
名前を呼んでみたんだ


『そこから私を引き揚げてー』って


――でも、聞こえないみたいで

ムキになって山肌に
爪を立てたんだけど
今の私には、登れないって判って

……自分の涙で
目が覚めた