「ししょー! この車買ったの?!」 「まさか "少し走らせてやってくれ"って 借り物だよ」 …まだあの車なのかな 少しホッとした 左に青山さん 右に『彼』 シートがあって マキちゃん 私 マキちゃんは 両手を膝に置いて、夜空を見上げる その顔を見ていると 何だかここは、千葉じゃなくて …何故か、千葉の海岸通りは ヤシが生えてたりするんだけど 群青色の 走って行く夜空と ここだけ違う世界を走ってるみたいな そんな感じで―――