…怖い 大好きな人が 女の子の、一番の夢みたいな事 してくれようとしてるのに 青山さんが 送ってくれた車の中で言ってた恐さが 迫って来る ―― 私、小さい 五万人を呼ぶ様な人に …こんな事して貰える資格、あるの…? 『…何か余計な事考えてる』 「……え 」 『彼』は今度は、私の顔を見ずに 立ち上がって横を通り ホントに部屋を、出ていってしまった… 階段を降りる音がする 「……もぉおおお!!! 私のバカ…………!!!」