「ほら、夜って結構暑いじゃない…?それでちーちゃんがTシャツなんか着て寝るより、こっちの方が涼しいよって貸してくれたんだ…」 とりあえずそう言って笑ってみた。 すると渡さんは特に疑う様子もなく、 「そうなんだ」とだけ言って、再び参考書に目を落とした。 …あぶない、あぶない。 こんなの着てたら渡さんに怪しまれるかなと思ったけど、 そんなに深くは突っ込まれなかったので、私は胸をなで下ろした。 するとさっきちーちゃんが買ってくれたドリンク剤が両手に握られているのが目に入った。