チェリーをあげる。


わけがわからず震え始めた私に、


伸さんは「ここにするか」と言いながら、車をとあるホテルのガレージへと滑らせた。




「よし、降りて」




伸さんがシートベルトを外しながら言った。



私はあせってたずねた。




「あの、伸さん…」


「ん?」


「私達、なんでこんなところに来てるんですか…?」


「え…?」


「だから、その…、なんで私、ホテルなんかに来なきゃいけないんですか…?」


「…ああ」




伸さんは笑った。




「言っただろ…?君の問題を解決しに行くって」




え…?




私の問題って、渡さんとヨリを戻すこと…だよね?