全てを聞いた伸さんは「そっか…。そういうわけだったんだ…」とつぶやいた。 「そんなことなら話は早いよ」 「え…?」 伸さんはゆっくり立ち上がると、 自分の机から携帯電話と財布とキーケースを取って、それらをジーンズのポケットに入れた。 そして「玄関の外で待ってて」と言うと、 ドアを開けて、どこかへ行ってしまった。 え…。