「ちょっ…、雛ちゃん…?どうしたの…?」
伸さんが心配して、嗚咽する私にティッシュボックスを差し出してくれた。
「ほら、これで拭きなよ…」
「あ…、すみません…」
伸さんはやさしいし、一緒に渡さんのふるさとまで来てくれたような人だもん…。
今まで黙ってたことも、全部話しちゃっていいかな…?
全部知っててもらった方がまたいろいろ協力してもらう上で、何かの手助けになるかもしれないし…。
私は思わず伸さんに、これまで話してなかったことを全部していた。
「渡さんが怒ってるのは…」
「え…?」
伸さんが私の顔を覗き込んだ。
「私…、私が渡さんにエッチをねだっちゃったからなんです…」
「え…?」
私の言葉に伸さんは固まったみたいだった。

