とりあえず雑誌をバッグの中に片付けていると、伸さんが私の横であぐらをかいた。
「敬に聞いたよ。また渡のこと待ってるんだって?」
「あ…、はい…」
「そっか…。じゃあ、ついにあいつとヨリを戻せたんだ…?」
伸さんはまた笑顔を見せたけど、
「それが…」
私は全然笑えなくて、大きなため息をついた。
「私…、また渡さんのこと怒らせちゃったみたいなんです…」
「え…、何…?どういうこと…?」
私はいつものように伸さんに全てを打ち明けていた。
「それが…、礼さんが渡さんにちゃんと最後通告してくれたみたいなんですけど、渡さん、それがかなりショックだったみたいで、私に怒りの電話をかけてきたんです…」
「え…?」
「渡さん、電話口で泣いてたみたいだったから、私、ちゃんと彼に謝ろうと思って来たんです…」
私がまたため息をつくと、
「そうだったんだ…」
伸さんもうつむいて腕を組んだ。

