「おはよ、美衣」

ゆうくんの、声がす‥る。

「ん‥?」

これは夢?

あたしのうつろな視線の先には優しく微笑むゆうくんの姿があった。

「ぎゃ、ぎゃあああ!」

なんで?なんで?

隣にゆうくんがいるの?!

ずささ!と後ずさりしようとしたあたしをゆうくんの腕が許さなかった。


「なにが、ぎゃあああ!だよ」

掴まれた腕にドキドキしながら呟いた。

「だ、って‥一緒に寝てたから」


「ここは俺のベットだし、当たり前だろ」

あ、そうだ‥。

あたしゆうくんにここに寝かされて‥そのまま寝ちゃったんだった。