「和樹、乗りなさい」


「…」


呆然と立っている俺を見て今度は達哉が

「和樹、明日バイク乗せろ。だから早く帰るぞ」


俺は涙を堪えて俯きながら車に乗った


2人は何も聞いて来なかった


家に着き、部屋に入る時


「明日は俺の護衛だぞ」


と達哉が言って部屋に入って行った