話してみようかな。
きっと啓吾なら分かってくれる。

分かってくれなかったら
また片思いすればいいや。


「あたし、元彼と自然消滅してるの。

いつ振られるのかな、とか
すごく気にするタイプだし
本当に重いし、
それが理由で振られたし
うざいかもしれない。

でも、あたしも好きだから
だから、啓吾の隣にいたい。
付き合いたいです。」





───・・・返事来るまでの間


妙にとまらないドキドキが




もし、同じ部屋に違う人がいたら

聞こえてるんじゃないか



っていうくらい
バクバクバクバク暴れてた。


幸いにも、部屋には誰もいないし
もちろん誰にも聞こえてない。





…と、突然。メールがきた。



「まぢ、嬉しいんだけど!!!
まぢでいいのか?!
後から冗談とか言うんじゃねーよ笑


ぜってー大事にするから。
咲希のこと幸せにするから。
俺は、自然になんか消滅しねぇし
咲希を受け止めるから。」



喜んでる君の顔を想像しただけで


自分の顔がほころぶのが
わかった。




──啓吾となら、


幸せになれる。



絶対離れないっていう自身、


すっごいあるよ。