美咲は本当にずっとずっと
あたしを想ってくれてた。

最期の最期まで想ってくれてた。

修学旅行の日も
覚えててくれた。

でも、あたしは何してた?

楽しんでた?

美咲が苦しんでるときに
あたしは楽しんでた?


美咲はあたしとの電話も
メールも
弱音をはかなかった
どんなに辛くても

「心配してくれてありがとな」

あたしのことばっかり考えてた。

美咲はいつでもあたしのことを考えててくれた。

でもあたしは
いつでも美咲のことを考えてなかった

いつも自分のことでいっぱいいっぱいだった。


メールだって
しなかったんじゃない・・・

できなかったんだ。

なんで信じれなかったのかな
なんで美咲をもっと信じれなかったのかな?