ガチャ

そっとお風呂場を開けた。


「ん〜♪」


…やっぱり。


鼻歌なんかうたいながらメガネくんはお風呂に入っていた。


…またからかわれた?!


しかも今度は放置プレイ?!


くっそ〜!!


怒りが込み上げてきた。


「…ちょっと!何お風呂入ってんのよ?!」


ドア越しに叫んだ。


「あ?拒んだのそっちだろ〜。それともしてほしかったの?」


かぁ〜

顔が赤くなる。


「そ…そんなわけないじゃない!!」


私がメガネくんにキスしてほしいなんて思うわけないっ!!


一応、先生なんだし。



でも…



あのままメガネくんがやめなかったら私、抵抗しないでキスしてたかも…。



ドキドキしまくりで頭爆発しそうだったし。



メガネくんが近づくといつもそうなる。


私の心臓大丈夫かなぁ?