「ほ…ほんと?」

「嘘ついてどーすんだよ。」


確かにそうだけど…


あのメガネくんが素直に“うまい”って言うなんて…

信じらんない。



疑いの目でメガネくんを見る。




ポン


ぐしゃぐしゃ



メガネくんが私の頭に手をのせて撫でた。


ドキッ


メガネくんが私に触れた事で胸がときめく。



「望もやればできるんじゃん!明日からも頼むな!」



ニコッ




メガネくんが笑った。




ドキドキ


ドキドキ


「…わかった。」



顔が真っ赤になってるのがわかったから急いで下を向いて返事をした。




さっきまでもう二度と作らないって思ってたのに〜!!



胸のドキドキとメガネくんの笑顔でつい“わかった”って言っちゃった…。