彰と久しぶりに出会ったのは映画の撮影の時だった。 彰は私の名を呼んだ。 「美月?」 久しぶりの声。 「彰?何でここに・・・」 私は驚きを隠せずにいた。 だがそれは彰も同じだった。 「何でって・・・映画の撮影だけど美月は何でいるんだよ」 「私も・・・映画の撮影」 私の声が震えていたことは自分でもよくわかった。