私は、手渡されたチキンサラダを受け取って、またテーブルに置いた。

「あのさ、こうして、遠距離、やってるけど、これから、どうするつもり?」

「どうするって??」

タクヤにとっては、話の急展開・・・驚いたような顔で聞いた。

「私、26歳でしょ、この先、あと2年、3年、こんな遠距離続けてて」

いきなり、本題に入った私・・・

「30歳、前にして、はい、やっぱりダメでした、さよなら、なんて言われたら」

「・・・・」

「私の青春返して!ってなるよ」

ぶぅ~!タクヤが、飲みかけたビールをふきそうになった。

「なんや、冗談か」

タクヤが笑い出した。