キミのトナリ



足早に家路につく。




久しぶりの
隼人の
部屋の前に立つ



「ふぅー」っと
息をして
髪の毛を
手ぐしで
整えて
真っ直ぐ前を見て
チャイムを鳴らす。




暫く待っても
隼人は
出て来ない。




仕事中?
きっと
仕事中に違いない。



そう
思って
一度家に戻る事にした。




夜になって
もう一度
隼人の家の前に
行った。



チャイムを鳴らす。



暫くしても
隼人は出て来ない。



嫌な予感がした。
携帯を鳴らしてみる。




携帯は



解約されていた。




呆然と
その場に
立ち尽くす。
思わず
玄関の扉に
手を掛けた。



すると