「じゃあ
そろそろ
箱開けてくれないかな?」
隼人が
困りながら言った。
「わかった。」
アタシはグラスを
置いて
箱を開けてみた。
そこには
キラキラ光る
物が入っていた。
「お揃いだよ。」
隼人が言った。
そこに入ってたのは
携帯ストラップだった。
「せっかく携帯
お揃いだもん。
ストラップも
同じにしよう。」
隼人が笑顔で言った。
隼人の携帯は
黒い携帯で
アタシの携帯は
赤い携帯
ストラップは
赤い紐の先に
ハートのチャームと
プレートが付いていた。
小さい字を
読んでみると
『HAYATO』
って
書いてある。
アタシは
隼人に振り向いた。
すると
隼人は
「間違えてないよ。
俺のには『MAMI』
って
書いてあるの。」
見せてもらうと
本当にアタシの名前が
刻み込まれていた。
「隼人ありがとう。
でも
どうして
お互いの名前が
刻まれてるの?」
アタシは
意味を解ってない。
隼人は微笑んでいる。
そして
口を開いた。
