そう決めた
失恋2日目だった。
もう
後には引けない。
戻れない。
そう
隼人の横顔に誓うよ。
携帯ショップで
「携帯これにしなよ。」
隼人は強引に
アタシに言う。
「そうしようかな?」
正直
同じ携帯は
アタシも嬉しい。
「そうしちゃえ。
解んないとこ
俺
教えるし!!」
隼人が
アタシの頭に手を置く。
うわーっ
心の中で
そう叫ぶアタシ。
しかも
隼人
アタシより年下なのに!!
やっぱり
隼人は軟派なのか?
って
年は関係ないけど…。
「じゃあ。これにする!!」
アタシは
強く決意表明した。
「まじで?」
隼人が言う。
ってか
買え
って言ったり
買うの?
って言ったり
なんなんだ?
「でも…チョット
嬉しいかも」
なんて
言われたから
もう…
ますます
好きだよ。
「じゃあ
次どこ行く?」
隼人が言う。
「決めてないよ。
マカロンは隼人が
買ってきて
くれたし。」
「じゃあ
俺に付きあって。」
そう言って
アタシの手を引いて
歩き出す。
アタシは
ただ引っ張られてる
だけ…。
でも
イヤじゃないよ。
ねぇ
隼人は今何考えてるの?
「じゃあ
磨美ここで待ってて」
そう言って
隼人に
連れて来られたのは
あの
歩道橋の上だった。
しかも
ここで待っててなんて…。
