「ハハッ。それ
ひっどぉーい!!!
最悪。」
そお言って
アタシは隼人とグラスを
鳴らした。
なんか
隼人と一緒に居ると
気持ちが楽だった。
「この街にすんでる?」
彼は興味深そうに聞いた。
「そうだよ。」
アタシはグラスに残ってる
カクテルを飲み干して
答えた。
「俺
今日この街に引っ越してきたんだ。
宜しくね。」
「うん。宜しくね。」
アタシは2杯目のカクテルを
頼んだ。
「俺25。」
「そうなんだぁー。
ん?
何が?」
隼人は笑いながら言った。
「えっと…25才って意味。
足のサイズじゃないよ。(笑)」
「えっ?!25なの?
年下じゃん!!
しかも3つも?」
絶対年上だと思ってたのに…。
「そうなんだぁ…
3つも上なんだぁー
って事は
年上?」
隼人は席を立ち上がり
目を大きく見開いて
聞いてきた。
「年下かと
思ってたのに…
随分若いね。
若さの秘訣は?」
隼人は
まじまじアタシを見つめながら
質問した。
若さの秘訣なんて
別にないのに。
隼人ってば
オッサンみたい(笑)
「若さの秘訣なんて
何も無いわ。」
アタシはカクテルを飲みながら
答えた。
