その時
なんで
そうなったのか
覚えてないけど。
「もう泣くなよ。」
突然
男が
アタシを抱きしめてきた。
「チョット!!
何考えてるのよ!!」
アタシは
男の胸を押して離れる。
「もう!
なんなの?
あんた変態?」
涙も止まってた。
「あっ!!
ごめん…。
でも
変態なわけじゃないから。
なんか、ほっとけなかったんだ。」
男は少し慌てながら言った。
…
…
…
なんなの?
まったくぅ!!
「はぁーもう酔い冷めたし!!」チョットキレ気味で言った。
「じゃあ…飲み行く?
勘違いしたお詫びにおごるよ。」
「はい?あんた新手のナンパですか?」
憎まれ口のアタシ。
「違うよ!!
ナンパじゃねぇし!!」
男が言う。
「じゃあ先に連絡先教えてよ。なんかあったら
あんたの事訴えてやるから!!」
「わかったよ…」
彼は携帯を出した。
