「もう無くすなよ。」 先生が私の手のひらに、そっと万華鏡をのせた。 「絶対に無くしません!」 握りしめながら、先生に誓った。 こんな日が来るなんて…! たくさんの偶然が重なっていたけど、きっと運命だったんだね。 私の恋…叶っちゃったよ! 万華鏡に結んであった恋のお守りが輝いてみえた。