カレイドスコープ〜先生を想う日々〜

次の日。


化学の時間になった。


課題は何とか終わらせたけど、伊原さんのことが、ずっと頭から離れない。


なんだったのかな…。伊原さんが先生に話があるって言ったら、思いあたるのは…。


化学室に入ると、伊原さんは席に着いて、まわりを友達の女の子たちが囲んで話をしていた。


伊原さん、いつもと同じ感じだなあ…。


ずっと見ていて、昨日みたいに目が合うと気まずいと思い、すぐにやめた。


自分の席に着くと、一足早く来ていた千鶴が寄ってきた。


「愛菜知ってた?伊原さん、昨日先生に告白したらしいよ。」


告白…。やっぱりそうだったんだ。


昨日、伊原さんが先生のところに来た時に、そうじゃないかなって薄々感じていた。