「なんで?」
 「えっ?」

麻衣は晋吾を見た

真っ直ぐな瞳に泣きそうになる麻衣

 「僕が怒っているのは何も話してくれなかったことだよ?なんで離婚するんだよ?」
 「…一緒にいていいの?」

晋吾は麻衣の隣に座って

 「二人で守ろう?透ちゃんを…」
 「良いの?私…」
 「なに言ってるんだい?」
 「うん…うん…」

麻衣は泣きながら晋吾に抱きついていた